皆の姉御的存在な紅一点

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佐久間｢Aはさ、周りのことは一切気にしないでもうちょっとだけ本音出しても良いと思うよ。｣



真正面から佐久間に抱きつかれ、そう言われた。

…周りを、気にしないで本音か…



『…小さい頃から、スカートも、ロングヘアも、女の子らしいものは一切似合わなくて、少しだけ、憧れてた。』

佐久間｢！…うん。｣

『小3の頃、スカートを履いたら笑われた。だからもう二度と履かないって思った。』

佐久間｢うん。｣

『でも今はかっこいい自分が好きだし、今の自分が最高に輝けてるとも思ってる。だから別にあの人の言葉に傷ついてるわけじゃないけど、聞いていて気持ちのいいものじゃなかったし、すごく困ってたから皆がああ言ってくれたのが本当に嬉しかった。』



『皆ありがとう。』



そう言えば皆は笑ってくれた。



佐久間｢本当に優しいんだからAは！｣

岩本｢ねぇA。今はスカート履きたいとか思わないの？｣

『今は無いね。』

向井｢えー！！何でなん！？見たいやん！｣

『さすがにキツイだろ…』

渡辺｢お前ら行け。落とせ。｣

ﾗｳｰﾙ｢Aちゃん…｣

阿部｢Aのスカート姿…｣

ﾗｳ阿｢｢見たいなぁ…？｣｣

『……………いや、無理かな。』

阿部｢えー！！｣

ﾗｳｰﾙ｢俺ら頑張ったのに！！｣



可愛かったけども。

上目遣いで首こてんは可愛かったけども。



『個人的にあまり女を出したくないのよ。』

宮舘｢YouTubeでイメチェン企画みたいなのやる？｣

岩本｢舘さんそれあり。｣

佐久間｢良いじゃん！合法的にAにスカート履かせられるじゃん！｣

『なぁ話聞いてた？』



こんなガンスルーされることある？



目黒｢Aちゃんスカート似合いそう。｣

向井｢スリットスカート似合いそうやな！脚長いし！｣

深澤｢脚長いから敢えてミニスカもあり。｣

渡辺｢ミニスカ良いじゃん！｣

阿部｢いやダメでしょ。｣

宮舘｢ミニスカは無し。｣

岩本｢露出はできるだけ避けたい。｣

佐久間｢Aの生脚は貴重だから俺らの前だけにしよう？｣

ﾗｳｰﾙ｢過保護…笑｣



…本人の意見ガン無視で盛り上がりやがって…



『履かないからね。』

｢｢ええ〜！！｣｣

『少なくともアイドルやってるうちは絶対に履かない。』



ファンが私を見る目が変わるかもしれないし、不安にさせてしまうかもしれないから。



『…今までの私じゃ嫌か？』

｢｢嫌じゃないです最高です！！｣｣

『ふはっ！笑 揃いすぎ笑』

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