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*なぎめめ ページ33

目黒は私の中で康二や佐久間よりも犬っぽいと思っている。



目黒「Aちゃん!はい水!」

『ん、ありがとう。』

目黒「いいえ〜!」



私の分の水も持ってきてくれたり、



目黒「近くないすか?」

『お前が警戒しすぎなだけ。気にしないでください。』

「あ、はい…」



男性共演者の挨拶する時だけ着いてくるし、



『目黒、stay、stayだ。』

目黒「……………」



言うことは聞く。

ファンからも大型犬と飼い主だなんて呼ばれたりもしている。

でも、そんな目黒は本当に優しい奴だ。



目黒「謝れよ、なぁ。」

『目黒ストップ。大丈夫だから。』

目黒「無理、コイツの口から謝って貰わねえと気が済まない。」



人の為に怒れる良い奴なのだが、私の場合、私が言ってもなかなか聞かない難点がある。

まだ目黒達が加入したばかりの時、Jrの中で私の陰口を言ってる奴がいたらしい。

それを目黒が聞いてしまい、胸ぐらを掴んでまで怒り散らかしていた。



『目黒、良い子だからその手離せるよね。』

目黒「………はい。」



目黒の頭を撫でながらそう言えば目黒は不満そうにしながらも離した。



『ごめんね。大丈夫?』

目黒「なっ…!」

「大丈夫、です…」

目黒「何でお前が被害者ヅラしてんだよ…!」

『大丈夫なら良かった。でも、次からは気をつけてね。』

「は、はい…すみませんでした…」



目黒の腕を掴み、人気がない場所へと移動する。



目黒「何でAちゃんが謝ったの…?」

『落ち着こうか目黒。』

目黒「何で…?俺間違ったことした…!?」

『目黒。』

目黒「ッ、Aちゃんの為にって思ったのに、迷惑だった?」

『目黒、私の顔見て。』



目黒の怒りの矢先が私に向いてしまい、とりあえず落ち着かせるように、できるだけ優しく声をかける。



目黒「…A、ちゃん…」

『私、一切怒ってないよ。』

目黒「………」

『私の為に言ってくれたんだよね。わかってるよ。』

目黒「…ごめん、怒鳴ってごめん…」

『大丈夫。ありがとうね。』



目黒はやってしまったというような顔をしたが、私はひたすら彼の頭を撫でた。



『私の為を思って怒ってくれるのは嬉しいよ。でも、手を出すのはまた違う。目黒も、そこはちゃんと分かってるよね。』

目黒「…うん…」

『ならもう話は終わり。私の為に怒ってくれてありがとう。』

目黒「…Aちゃん大好き。」



そう言って抱きついてくる目黒には犬の耳としっぽが幻覚で見えた。

*なぎラウ→←*なぎこじ



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愛結(プロフ) - 私は凪ちゃんのスカート姿見たいよ!見たいよおお!! (4月3日 14時) (レス) @page47 id: 6e8b454d13 (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - もう尊い。その言葉に尽きる。いつも楽しみにしています!更新ありがとうございます! (4月3日 14時) (レス) @page46 id: 6e8b454d13 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ(プロフ) - 読み始めたばかりですが、とても読みやすいし面白かったです!作者様のペースで更新してくれたら、とても嬉しいです!更新待ってます! (3月20日 2時) (レス) id: 0f350c242c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なーー | 作成日時:2024年3月14日 11時

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