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学費や家賃などを支払うためにバイトしてる子も多いけど、
ありがたいことに両親はお金持ちの部類に入っている為…
卒業するまでは勉強を優先しろと、それまで金銭面は面倒見ると約束してくれて。
それほど人数も多くないこじんまりとした製菓サークル。
たまーにお菓子づくりをする。
サークルっていいうか愛好会みたいな、少人数で
活動頻度も週に2.3回で参加も自由。
蓮はダンスサークルに1年の頃から入ってて、
実は菜月もダンスは小さい頃からやってるらしい。
あと、菜月の彼氏さん。
彼氏いるの知ったのはほんとに最近。
いつものように食堂でおひるを食べていると
蓮が誰かを連れてきた。
「天井突き抜けそうな2人」
菜「ね、並びたくないよねあの人たちの隣」
目「あ、いたいたAー、こいつ俺らと同じダンスサークルなんだけど映像学部のやつ、ラウール」
「どうも…」
めちゃくちゃ背高い。
何メートルあんの?ってかんじ。
ラ「噂のAちゃんだ、いつもめめと菜月がお世話になってます」
「とんでもないです…って、噂?」
ラ「めめも菜月もAちゃんの話しかしなくてさー
会ってみたかったの!やっと実現した!」
菜「ついでに言うと、わたしの彼氏」
「へえ、そうなんだ」
目「お、案外受け入れ早い」
「えっ!?!?」
ラ「おそっ!笑」
こうして初対面がまさかの形で。
それからは時間が合うときは4人でお昼が当たり前になった。
菜「本当はここ2人がくっついてからにしようと思ったんだけどね…」
ラ「なかなかこじらせてるね、2人笑」
菜「傍から見ればもう既に付き合っててもおかしくないはずなのに肝心の本人たちがその気ないからなぁ…」
ラ「めめにもそれとなーく聞いてみるね」
菜「めめに言っといて、他の人に心奪われちゃう前に早く行動しなよって」
ラ「超意味深だね!分かった!」
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年1月30日 16時