検索窓
今日:99 hit、昨日:349 hit、合計:103,855 hit

82. ページ33

.



お風呂に入りながら今までのことをできるだけ遡ってみる。


ジュースだと思ってたあれはお酒だったわけで
そりゃ酔いがまわる。

蓮と康二くんがここまで連れてきてくれた?



私を寝かせようとソファに移動させたとき…





「はぁぁっ、夢か?幻か?…うう痛い、現実か」




ほっぺをつねってみたけど痛いということは現実…。

これは翔太に言うべき?





頭をぐるぐるさせながらお風呂から上がると
リビングには帰ってきた翔太が舘さんと康二くんと笑って話していた。




「し、翔太、帰ってきてたんだ、」


渡「うん、さっきな」


「そっか、私もう寝ようかな、」


宮「早いね?いつも最後の方なのに」


「そうかな!?、あ、ちょっと飲みすぎたし…みんなおやすみなさい!!」





渡「…あいつなんか変じゃね?」


向「そう?いつも通りやと思うけど」


宮「…まあちょっと飲みすぎたって言ってたし休ませてあげようよ」









はあっ、どうする、私!!

このままじゃ康二くんとも気まずいし
隠し事してる後ろめたさで翔太とも気まずいじゃん!?


…ていうか康二くんとのあれは事故みたいなもんだよね?
しかも私は酔ってたし。

覚えてないふりしとけば万事解決じゃん。


もう、私ったらなんでそんなこと思いつかなかったんだろう!





とか言いながら、なんか康二くんと距離を取ってしまう私。

しばらく学校の日の朝はどうにか2人にならないように
早く出たり、講義が遅い日は少し遅めに起きてみたり。


そんなことしてると一緒に住んでるわけだし、気付くよねぇ…。



夜に2人でリビングにいるとついに聞いてきた。




渡「A、康二と何かあった?」


「えっ?」


渡「ケンカとかしたの?お前らなんか変だし」


「いや、ケンカはしてない…」


渡「何?あからさまに隠されると気分悪い」


「えっと…ごめん、この前のディナークルーズで、
ジュースだと思って飲んでたものが実はお酒で…」


渡「それで?」


「酔っ払っちゃって、ここに康二くんと蓮に連れてきてもらってどうにか帰ってくることできたんだけど、
このソファに座るときバランス崩しちゃって」


渡「うん」


「手を貸してくれてた康二くんと倒れ込んじゃって、
その、唇が触れたというか、事故みたいなもんで…」


渡「そんな漫画みたいなこと起こる?」


「ごめん。事故とはいえ…」


渡「そんなん事故だろ?数に入んねぇから」



そう言うと私に優しくキスをしてくれた。

83.→←81.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (125 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
606人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 渡辺翔太 , 目黒蓮
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

のりぞー(プロフ) - えええーーーー!!Σ(Д゚;/)/なんだか、悲しい…すごく続きが気になりますが、すでに泣きそうで…(>_<)更新、楽しみにしています。 (3月26日 20時) (レス) @page50 id: d71bdacb2a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年2月12日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。