ルシエルブルー2《S.Watanabe》

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「ただいま〜」


向「おか…、えええ！？Aちゃん！？」



帰ると康二くんだけいて
舘さんも翔太もまだ帰ってきてないみたい。




「えへへ、染めてみた、どう？」


向「めちゃくちゃ可愛いやん！！！」




可愛いに決まっとるやん！と叫びながら
ソファから立ち上がって、飛びついてきた。




「わわっ、そんなに可愛いと言われたら照れるな」



宮「康二、Aちゃん困ってるからそろそろ離れな？笑」


向「あ、ごめんな、舘さんおかえりー」


「おかえりなさい」


宮「ただいま。Aちゃん、髪色すごく似合ってるね、可愛い」


「あ、ありがとう…」


宮「翔太にやってもらったの？」


「あ、いや、翔太には言わずにやろうと思って
菜月の美容院に今日ついて行ったらやってくれて。」


宮「へぇ…。どこの美容院？」


「さっくんにやってもらいました、菜月がそこに通ってて。」


宮「佐久間んとこ行ったの？笑
そっか、翔太も可愛いって言ってくれるよきっと」


「そうだといいんですけどね…。」


向「しょっぴー、俺らがAちゃんの近くにいることも結構うるさいから怒られるかもね？笑」




怒られる？勝手にお店に行ったからかなぁ…。




宮「こら笑、そんな事言わないであげてよ笑」


向「すまんすまん、あれ？しょっぴー今日遅くなるってLINE入っとるわ」


「ほんとだ…。仕事忙しかったのかな」


宮「あー、なんか最近新しい機械とか美容用品取り入れたって言ってたしそれ関連かな」




そんなことチラッと言ってたっけ。

使い方とかも熟知してなきゃいけないし
その効果とか、いろいろまとめなきゃいけないことがあるみたいで。


日付け変わる前には帰って来れるかなぁ、
この髪見せたかったんだけどな。






ん？個人的にメッセージきた。


翔太23時くらいには帰る。腹減った。





…翔太って言葉足らずすぎるよね。

何か作って起きて待ってろってことだと思うんだけど。笑



しょうがないから作っといてあげよ。




宮「Aちゃん、次お風呂いいよー、ん？
何か食べる？足りなかった？」


「足りなくないです！笑
翔太がお腹空いて帰ってくるかなって思って。」


宮「そっか。何時に帰ってくるって？」


「11時には帰るってLINEが。」


宮「Aちゃんにはマメにそういうこと言うんだね、翔太って。俺らには言ったことないのに笑」

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