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渡辺side




柄にもなく、2人で花火が見たいと言っちゃった俺。

なんか…今までとは違う。
Aと付き合うことができた今も…どこかに行っちゃいそうな感じ。

康二とも仲良い目黒ってやつに告白されたって聞いてからなおさら。


だから、2人の時間を増やそうと思って、涼太に聞いて花火が見れるスポットを教えてもらった。



当日は佐久間に言って、休みをもらった。
まあ佐久間も俺と同じくらい人気な美容師だから特に悪い影響はなく、佐久間も快く送り出してくれた。



ドライブデート的なものをしてから
みんなと合流したんだけど。

楽しそうな笑顔で俺の友達とも仲良くなってて。


それにもちょっと…というか、かなりジェラシー感じまくった俺はアイツの手を引いて歩き出してた。



花火を見上げるAは、可愛くて、綺麗で。

この笑顔守りたいって思った。


俺のだ、と思ったら触れたくなって、キスしたら、
それを超えるかたちで仕返しされて、

俺は一生アイツに勝てる気がしない。



だけど人に好かれるアイツのそばには
たくさん人がいて、それなりに好意も持たれるわけで。

ふっかとかマジで狙ってそうだもん。今も。





目「あ、えっと…翔太くん、ですよね」





って、噂の目黒か。





渡「そうだけど、なに?」


目「…Aと、付き合ってるんすよね」


渡「まぁ、そうだけど。」


目「俺、知らずにAに告白しちゃって。
…すんません、奪うとか、そんなんじゃないんで…てか
普通にフラれてるし…。」


渡「丁寧に謝りに来たの?」


目「まぁ、はい。一応…彼氏さんに。
これからも学校とかで関わるしと思って。」


渡「お前、いいヤツだな。笑」


目「いや…全然っす。笑
あわよくば、とか思ってたんで。下心丸出しですよ俺。」


渡「なかなか彼氏にそんな報告してくる奴いねえよ笑、Aからも告白されたってこと聞いたし。」


目「いや、でも…知らなかったとはいえ、自分の家に上げてキスしちゃったのは…申し訳ないっす」


渡「は?」


目「え?……まさかそこまで聞いてないっすか」


渡「あ、いや…、まあお前は知らなかったんだし…俺が怒ることじゃないっていうか」


目「俺彼氏いる子にはさすがに手出さないんで、学校にいる間のことは俺に任せてください…って信じられないっすよね笑」





バカ正直なコイツは、なんとなく、仲良くなれそうな気がした。

なんとなくだけど。

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のりぞー(プロフ) - えええーーーー!!Σ(Д゚;/)/なんだか、悲しい…すごく続きが気になりますが、すでに泣きそうで…(>_<)更新、楽しみにしています。 (3月26日 20時) (レス) @page50 id: d71bdacb2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年2月12日 22時

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