照side ページ10
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午後のシフトの時は、仕事終わりの人向けに割と遅い時間まで帰れない
帰宅したら10時頃で、もうみんな夕飯も食べてお風呂に入ってる時間
「ただいま〜」
大「お、照!おかえり〜」
「ただいま。...なんで布団運んでんの?」
大「いやー、翔太が体調悪いから辰哉が床に布団敷いて一緒に寝るらしくてさ。なら俺も涼太と寝ようかと思って」
廊下で布団を運んでいた大介にあって、とりあえず手洗いうがいを済ませて、運ぶのを手伝う
小柄な大介だと布団に潰されそうだったからね
「涼太に嫌がられない?笑」
大「うちの子がそんな子だと思う?」
「...いや、思わない」
大「でしょ〜?笑」
そう笑って、運んだ布団を整えていく大介の眉は少し下がっている
「なんかあった?」
大「んー、俺の勘違いかもしれないけど、涼太の元気がない気がしてさ」
「それで一緒に寝るのね」
大「意味無いかもだけどさ、ちょっとは寂しさも紛れるかなって」
「うん、意味無いなんてことないでしょ。涼太もきっと嬉しいよ」
部屋を出てリビングに行けば、ぼーっとソファーに座ってる涼太
テレビはついてるけど、見て無さそうだし、確かにちょっと様子がおかしいかも
「涼太、ただいま」
涼「あ、ひーくん。おかえりなさい」
「今日は大介が一緒に寝たいらしいよ。部屋に布団敷いてた」
大「俺の部屋に布団敷いたからさ、一緒に寝よ〜!ベッドか布団選んでいいよ!」
涼「ふふ、大ちゃんと寝るの久しぶりだね。俺、布団にする」
少し嬉しそうな顔を見て、大介も一安心した様子
昨日は落ち着かなかっただろうから今日はゆっくり寝られるといいね
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作者名:きゅん | 作成日時:2024年1月1日 22時