僕でいること (ページ9)

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大介side ページ9

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シフトが早番で、4時前に帰ってきた

帰宅すれば、リビングのソファーに横になってる涼太

帰宅部だから、家にいるのは珍しくない時間だけど、涼太がソファーで横になってるのは珍しい

｢ただいま〜。涼太、どうしたの？具合悪い？｣

双子は体調崩すタイミングも同じことが多いからまさかと思って聞いてみる

涼｢あ、大ちゃんっ...なんでもないよ！おかえり！｣

ぱっと急いで起き上がった涼太に違和感

｢体しんどかったんじゃない？大丈夫？｣

涼｢違う違う！部屋には翔太がいるからと思ってリビングにいたらウトウトしちゃって...｣

おでこに手を当ててみるけど、熱くはないし大丈夫そうかな？

｢学校疲れた？涼太も部屋で寝てきたら？｣

涼｢んーん、大丈夫！宿題しなきゃ｣

起き上がって、リュックから課題を出して問題を解き始めた

｢いやぁ〜、難しいのやってんねぇ｣

涼｢ふふ、大ちゃんも習ったでしょ？｣

｢んにゃ、覚えてない｣

涼｢だよねぇ〜｣

｢およ？バカにしてるな？｣

涼｢ごめんごめん笑｣

頭をわしゃわしゃってすると、心做しか嬉しそうに笑ってる涼太

俺も翔太の看病を手伝いに行く予定だったけど...

元気がないように見える涼太も心配だし

翔太は亮平がみてくれてるから、涼太のそばにいてあげることにした

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