康二side ページ7
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カフェの仕込みもあるし、遠方の依頼がない限りはいつも朝食作りの手伝いをしてる俺
今朝は何故か辰兄がだいぶ早く起きたみたいで、聞いてみれば翔太が体調を崩したらしい
朝食はやるからお粥作ってとお願いされて、お粥を作ってラップをかける
辰｢涼太今日は一人で登校だな...｣
｢そうやなぁ。可哀想やけど、まぁ今までもあったし｣
辰｢うん...｣
｢なんや、その煮え切らん返事｣
辰｢いや、うーん。...涼太さ、1人だけクラス離れて学校楽しめてるか心配でさ｣
確かに、そう言われてみればちょっと心配になってきた
辰兄とそんな話をしているうちに、みんな起きてきて、朝食を食べ始める
涼｢ねぇ、辰にぃ。翔太大丈夫？｣
辰｢ん、大丈夫だよ。朝だから熱もちょっと下がってるし。病院連れてくから｣
涼｢そっか。早く治るといいね｣
辰｢涼太も一人で登校だけど頑張って｣
涼｢ふふ、いくつだと思ってんの？｣
照｢辰哉〜、保険証どこー？｣
辰｢はいはい、今行く〜｣
照くんに呼ばれた辰兄はバタバタと行ってしまった
ちなみに今日は午後からのシフトだという照くんと、亮ちゃんが病院に連れていくらしい
これが自営業のいいとこで、カフェの方は俺が手伝って、亮ちゃんはそのまま翔太の看病してくれるみたい
｢今日は送ってったるからゆっくり食べ？｣
涼｢え、いいよ。大丈夫｣
蓮｢え、涼太送ってくの？俺も乗せてって｣
ラ｢俺も俺も！｣
｢はぁ...おまえらなぁ...。まぁええわ、時間は涼太に合わせるで？｣
蓮｢りょーかい、ありがと｣
ラ｢ありがとう〜｣
｢ってな訳やから涼太も遠慮せんでええよ？｣
涼｢うん、ありがと｣
ちょっと嬉しそうにした涼太が可愛くて、ポンポンと頭を撫でる
やっぱり片割れが体調崩してもたら寂しいよなぁ
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作者名：きゅん
| 作成日時：2024年1月1日 22時
