僕でいること (ページ6)

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亮平side ページ6

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バタバタと動く音で目が覚めた

時間はまだ4時前だけど、気になって部屋を出ると、電気が着いているのは双子の部屋

｢辰兄どうした？｣

辰｢あ、亮平。翔太が熱出してさ｣

｢ほんとだ、顔真っ赤だね...｣

そばにいる涼太も心配そうに翔太を見てる

辰｢とりあえず熱は39℃超えたりしてないから、病院開くまで様子見かな｣

｢そっか。何かいる物ある？｣

辰｢いや、涼太が全部やってくれたから大丈夫。起こしてごめん｣

起こしてごめんって言ってくるけど、家族なんだから気にしなくていいのに

｢明日もカフェ開けるでしょ？俺見てるから寝たら？涼太も、俺の部屋使っていいから寝ておいで｣

涼｢でも、翔太...｣

｢涼太？寝不足で具合悪くなっちゃったら1番気にするのは翔太だよ？｣

涼｢ん、分かった...おやすみ｣

辰｢おやすみ〜｣

｢ほら、辰兄も｣

辰｢俺はいいって｣

｢大丈夫だから。その代わり俺、看病するから明日カフェ休むね｣

辰｢...分かった。なんかあったら言えよ？｣

｢はーい、おやすみ｣

二人を部屋から出して、やっと翔太の様子を見る

｢まだ寒い？｣

翔｢ちょっとマシになった...｣

｢よかった｣

翔｢ねぇ、亮ちゃんも寝て？｣

｢うん、大丈夫だよ。翔太が寝れたら寝るからね｣

高校生になっても、大きな反抗もなく、優しい弟たち

辛そうなのは心苦しくて、早く良くなるように願いながらお腹をとんとんして寝かしつけた

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