僕でいること (ページ46)

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康二side ページ46

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涼太も寝れたみたいやし、コーヒーでも入れようとキッチンに立ってると、ガチャンと勢いよく開いた玄関

いつもより早いけど、時間的に翔太かな？

翔｢涼太は？｣

リビングのドアの方を見ながらコーヒーを注いでいると、急いで帰ってきたのか前髪がぐしゃぐしゃになってる翔太

｢おかえり〜。部屋におるよ。とりあえず手洗ってきて？｣

そう声をかければバタバタと手洗いうがいをして戻ってきた

｢そんなに慌てんでも大丈夫。ジュース持って部屋一緒に行こか｣

涼太と翔太の分もジュースを入れて準備をする

翔｢涼太なんも教えてくれなかったんだけど。体調悪いの？｣

｢んー、熱は無いんやけど、元気もないかな｣

翔｢熱はねぇの？早退したんならてっきり熱あるのかと思ってた｣

｢なんか過呼吸起こしたらしいで。体調不良からくるものって先生は言うてたみたいやけど...｣

過呼吸と言えば途端に眉を下げて悲しい顔をする翔太

ほんまにこの子はわかりやすい子やな笑

話しながら双子の部屋に移動する

涼太はまだ寝れてるみたいで、すぅすぅと聞こえてくる寝息

｢涼太寝てるな。着替えたらリビング戻るか？｣

翔｢んーん、ここにいる｣

ちらちらと涼太の方を見て動こうとしない翔太

データ管理してるパソコンを持ってきて、俺も一緒に涼太が起きるのを待つことにした

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