僕でいること (ページ43)

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涼太side ページ43

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きっとカフェは忙しい時間だったはず

それでも迎えに来てくれた事に感謝しつつ、窓の外を眺めてぼーっとする

亮｢具合悪かったの？｣

｢うん...｣

亮｢そっか。昨日からあんまりご飯も食べられてないもんね。大丈夫？｣

｢うん...｣

亮｢症状は？病院行かなくても大丈夫そう？｣

｢ちょっと頭が痛いのと、だるいだけ。病院も大丈夫。ごめんね、早退しちゃって｣

亮｢体調悪いんだから早退していいんだよ。お家で横になってゆっくりしよ｣

半分嘘で半分本当

過呼吸で体力を使ったからか、体は重いし少し頭痛もする

早退するほどの体調ではなかったけど...

先生は約束を守って、体調不良と説明してくれた

教室が、もっと言えば学校が怖いだなんて兄弟にすっごく心配をかけることは目に見えてるから

そんなこと言えないよ...

家に着いたら、亮ちゃんは色々手伝ってくれてすぐに部屋でベッドに横にされた

｢亮ちゃん、カフェ戻って｣

亮｢んー？大丈夫だよ。康二もいるし気にしないの｣

｢んーん、大したことないし｣

亮｢...分かった。康二は多分仕事しに部屋に戻るから何かあったら康二に言うんだよ？｣

｢うん、ありがと｣

心配してなかなか出ていかない亮ちゃんを見送った

｢はぁ...｣

部屋に1人になると、体が重くなってベッドに沈みこんだ

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