翔太side ページ15
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久しぶりの学校は楽しくて、寝込んでて話せなかった分、クラスメイトと沢山話した
ジェシーと慎太郎も寂しかったよ〜ってハグしてきて、ウザイけど嬉しかった
涼｢翔太、帰ろ｣
｢あ、涼太！ちょっと待って｣
気づいたら人は少なくなっていて、涼太が教室に入って来てくれた
ジ｢涼太！翔太が休みの間は合わなかったから久しぶりだね｣
涼｢うん、久しぶり。元気？｣
慎｢俺らは超元気よ！｣
｢見ればわかるよな、うるせぇもん｣
慎｢なんだとー！｣
頭をぐりぐりされて、なんか面白くなって4人で笑い合う
涼｢さぁ、帰ろ。ジェシー、慎太郎、部活頑張ってね｣
｢じゃあな〜｣
手を振って教室を出て、隣を歩いてみれば、なんか違和感
何かがおかしい
んー、涼太は普段通りに見えるけど...
涼｢...おーい、聞いてる？｣
考え込んでたら、話しかけてる涼太のこと無視してたみたい
...っていうか、違和感の正体わかったかも
｢涼太、怪我した？足痛そうじゃない？｣
よく見れば、いつもよりひょこひょこしてるって言うか、重心が偏った歩き方をしてる
涼｢なんでもないよ、怪我もしてない｣
そんな風に答えるけど、じゃあさっき聞いた時にちょっと目を丸くしたのはどうして？
俺、涼太の考えてること分かるんだからな？
｢足、痛いんだろ。右？左？どっち？｣
涼｢だから、大丈夫だって｣
｢...言わなかったら辰にぃに電話して誰かに迎えに来てもらうよ｣
そう脅せば、少し考えたあと観念したように｢体育で少し転けただけ｣とやっと答えてくれた
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作者名：きゅん
| 作成日時：2024年1月1日 22時
