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大介side ページ11



高校生ともなれば就寝時間はまぁまぁ遅いもので


お風呂も入って、歯磨きも済ませたんだけど、ソファーに並んでテレビを見ていた


涼「...」


トンと肩に重みがきて、隣を見れば寝ちゃってる涼太


「涼太、眠いならもう寝よっか」


涼「ん...ごめん、寝ちゃった」


「いいよ。学校疲れたもんね。部屋行こっか」


うとうとしちゃって眠そうな涼太の背中を押して寝室に移動


涼「大ちゃん、翔太のとこ...」


「ん?見に行く?」


涼「うん、行く」


そのまま俺の部屋より手前にある双子の部屋に入ると、もわっとした熱気


辰「お、涼太。どうした?」


「もう寝るから、様子見にきたんだよ〜」


辰「そっか、おやすみ」


涼「おやすみ...ねぇ、翔太どう?」


康「翔太なぁ、また熱上がっちゃったわ」


辰「さっき吐いちゃってるしまだ学校は厳しいかも」


涼「そっか。早く良くなるといいね」


状況を聞いてしょんぼりしちゃった涼太の頭を撫でる


涼「翔太、おやすみ。早く良くなってね」


翔「りょーた...おやすみ...」


翔太のいる部屋を出ると、さっきよりもっと落ち込んじゃってる様子


うーん、お兄ちゃん達に構って貰えない寂しさって言うよりも翔太がいないのが寂しいんだよね


それは大介さんでは埋められないからなぁ


「翔太、はやく良くなるといいね。今日は大ちゃんで我慢してね」


涼「我慢なんて、そんなことないよ。久しぶりに大ちゃんと寝れて嬉しいよ」


ずいぶん可愛いことを言ってくれる涼太


嬉しくて、布団に横になったところにお腹をとんとんしたら、それはちょっとウザイって言われちゃった 笑


双子ちゃんが元気がないと、我が家の空気も沈みがち


早く翔太も涼太も元気になって欲しいなぁ


涼太side→←照side



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作者名:きゅん | 作成日時:2024年1月1日 22時

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