番外編�� 救助要請 ページ17
(佐久間side)
夜、録画していたアニメを観ていたら届いた、一通のLINE。
Aちゃん大ちゃん、もしいまお時間あったら、オム変えきてくれせんか
オム変え？
オム変え…くれせんか
あ！お迎え！お迎えきてくれませんか、か！
え？お迎え？何で？
とりあえず電話してみる？
rrrrr A『はぁい』
佐「あ！もしもし？Aちゃん？」
A『あー、大ちゃんだぁー』
聞こえてきた声は、ふにゃふにゃしていて。
これは…
佐「…Aちゃん、酔ってるね？」
A『にゃははー♡ちょーっとだけ、飲みすぎちゃったぁー♡』
佐「もー…迎えに行くよ、どこにいるの？」
A『大ちゃんのマンションの近くの、くじひいたコンビニー』
佐「へ！？え、ちょ、わかった、すぐ行くから」
コンビニね、あそこね。
上着と財布と鍵だけひっつかんで、走って車へ向かう。こーゆーとき、足が遅いってやだ！
足がもつれそうになりながらも頑張って走って。車を動かしてコンビニへ。歩いても行けるけど、送らなきゃいけないから。あー、お酒飲まなくてよかった。
コンビニにつくと…いない？
あ、影にいた。なんでそんなとこにいるのー！危ないよ！
佐「Aちゃん！」
A「あー、大ちゃーん」
佐「あーもーふにゃふにゃじゃん、ほら車、乗って」
A「にゃははー♡ありがとぉー♡」
足に力が入っていないAちゃんを後部座席に乗せて、車を発進させる。
んー、この酔い方なら3周かな。もうわかってきたよ。
佐「お酒おいしかったー？」
A「お酒はおいしかったけどぉー、一人だったからなぁー、皆と一緒の方が楽しぃー」
佐「珍しいね、一人で飲みに行ったんだ」
A「大ちゃんの公開収録の日のラジオがききたかったのよー、うちラジオないからぁー」
佐「…え？」
A「ずっとラジオだけ流れてる呑み屋さんをしっててぇー。大ちゃんのラジオの公開収録？それ聞きたくてぇー、聞いてる間嬉しくなっちゃってぇー、飲みすぎちゃった♡」
佐「…そうなんだ」
A「楽しそうな声だったー！楽しかったんだねぇー、うれしぃー」
…なにそれ。
なにそれ！
佐「Aちゃん」
A「なに？」
佐「来週も、公開収録のだから。一緒に聞こっか」
.
A「来週はロケだからむり」
佐「何でやねん！」
...end
終わり
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作者名：まめ
| 作成日時：2023年2月27日 11時
