つづき ページ16
(佐久間side)
翔太から連絡を貰ったお店に車を走らせる。
着いたら、明らかに困り果てている翔太と、寝ちゃってるAちゃん。
SixTONESの２人と飲んでいる間は冷静だったって言うから…ずっと気を張っていて、翔太と２人きりになった途端に気が緩んで一気に酔いが回ったってとこかな。
それだけ俺らに…Snow Manには気を許してくれてるってことだよね。うれしいね。
…俺だけにしてくんないかな、なんて、思ったりもするけど。
けど、Aちゃんはみんなのもの。みんなのマネージャー。独占は許されないから、我慢する。
渡「さっくん…こいつどーしよ…」
佐「一昨日もちょっと寝たら大分回復してたから、ちょっと寝かせてあげよー！お水買ってきてあるから、起きたら飲ませてあげて」
渡「あーもーマジさっくん来てくれて助かった…ありがと…」
佐「にゃはは、素直笑 しょったもちょっと酔ってんね笑」
渡「酔わされたんだよ…」
佐「しょったもちょっと寝ていいよ」
渡「ん…ありがと…」
リクライニングをギリギリまで倒して眠る２人。
かわいいねぇ。
さ、とりあえずある程度酔いが覚めるまで、深夜のドライブといこうかな！
.
.
A「…んぅ…」
後ろから聞こえた声。
佐「お？起きた？」
A「…大ちゃん？」
佐「そうだよーん、お迎えに来ました」
A「にょ……お迎え……」
佐「トイレとかいい？いいならとりあえずそこのお水飲んで」
A「ん…ありがとう…」
水のペットボトルは予め蓋を開けておいたから、酔った力でも簡単に開けられるはず。
あ、ほら。両手で持って、ちびちび飲んでる。かわいい笑
佐「飲めた？おうちまで送ってってあげるから、もう少し寝な？トイレ行きたくなったら言ってね」
A「ん…」
.
ふわっ
.
A「ありがとぉ、おやすみぃ…」
佐「……おやすみ」
.
座席の後ろから、優しく抱き締められた。
そんなことされたら。
独占…したくなっちゃうじゃん。
.
.
A「大ちゃん！ほんとありがとねー！」
渡「ほんっとに大丈夫なんだな！？」
A「大丈夫！またね！」
佐「気を付けてねー！」
その後。Aちゃんとしょったを家まで送り、俺も家に帰った。
.
明日までに
明日までに、また
この気持ちに、蓋をしなきゃ。
...end
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作者名：まめ
| 作成日時：2023年2月27日 11時
