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亮「大介.....?おかえり〜」
大「えっ、亮ちゃん、まだ起きてたの?」
亮「あ〜、うん。明日休みだから、今夜のうちに明後日の講義の準備をしておこうと思って」
奥にある彼の仕事場兼自室になっている部屋から顔を出した亮平が、パタパタと近寄ってきた。
既にお風呂は済ませたようで、パジャマの上からカーディガンを羽織って、クラシックな黒縁メガネをかけている。
可愛い.......。
パジャマ姿なんて毎日飽きるほど見てるのに、何度見てもやっぱり可愛くて、見惚れてしまう。
てか、お風呂上がりにまたパソコンに向かってたなんて、湯冷めしちゃいそうでちょっと心配。
大「そっか。でも無理はしないでね。あんまり遅くまで起きてると、身体も冷えちゃうしさ」
ぶっちゃけ俺の収入だけで十分家族を養えるんだけど、亮ちゃんは先生っていう仕事が本当に好きみたい。
こんなに可愛くて仕事も出来るだなんて、本当に有能すぎる、自慢の奥さんだ。
亮「ふふ、心配してくれてありがと。でも大介が帰ってくるまで待っていたかったから、講義の準備っていうのは、半分くらい口実なんだけどね?」
萌え袖になってる指先を口元にあてると、にこっと小首を傾げた。
(ぐは...........っ!)
いや、それはあざとい!!
あざと過ぎるよ、阿部亮平......!!
帰宅早々、あざとい警察が出動しちゃいますから!
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作者名:anzu | 作成日時:2020年12月17日 16時