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友達?誰だろ?なんて惚けながらフロアへいき
それらしき、人物を見つけ笑顔で手を挙げていた


宮「翔太、いらっしゃい」

翔「あ、涼太」

宮「珍しいね、今日はお弁当じゃないんだ」

翔「まあね〜ランチしにきたの」

宮「ありがとう、何が食べたい気分?」

翔「メニューないの?」

宮「うちはね、お客さんにどんな気分?って聞いてそれに合わせた料理を提供しているんだ」

翔「へぇ、面白いね…そうだなぁ、肉かな」

宮「言うと思った…午後からも仕事だろうし、軽めのお肉にしておくね」

翔「うん!お願い」

宮「まかせて、あ、そうだ、デザートは?どうする?」

翔「んー、甘くないのがいい」

宮「了解、うちのパティシエが作るのはなんでも美味しいから楽しみにしてて」

翔「あの、フルーツ沢山抱えた女の子?」

宮「そうそう」

翔「俺さ、迷ってたらあの子にぶつかっちゃって…フルーツもぶちまけちゃったし、大丈夫かな?」

宮「え!!…怪我してないといいけど…聞いてくるね」

翔「おう」




涼太くんが少し焦った様な顔をして戻ってきた



宮「Aちゃん!!」

「!! はいっ!」

宮「怪我してない?大丈夫?痛いところは?」

「え?何ともないよ、平気だよ」

向「どうしたん!!怪我したん!?」

「いや〜人とぶつかってしまったの…あ、ほら涼太くんのお友達って人と」

宮「うん、今聞いてびっくりした…ホントに大丈夫?」

「どうもないよ!!」


どうもないと、コケてぶつけた所を見せようと
肘を出せば、血が出ていて…


宮「怪我してるじゃん!!ちょっとまってて!」


慌てて、救急箱を取り出し消毒と絆創膏を貼られ
少し青くなってるからと湿布まで貼られた



「湿布…大丈夫かな?匂いうつんない?」

宮「匂いがしないタイプだから大丈夫だよ…今日は無理しないこと、わかった?」

「はい」

宮「あ、友達のデザートは甘くない物でお願い、ね?」

「はーい!!」



無理しない事!と言いつつしっかり仕事をさせてくれる
涼太くんに感謝しつつ、フルーツサンドを作るのを康二くんに任せ

甘くないスイーツを準備することにした

甘夏を使って、パウンドケーキを作った
味見で涼太くんと康二くんに食べてもらい

美味しい!!と高評価で
お客さんの分が無くなりそうなくらい味見してた康二くん
慌てて止めたから何とか間に合った



「じゃこれお友達に出しても大丈夫?」

宮「大丈夫だよ、Aちゃんが作る物は何でも美味しいからね」

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作者名:aira | 作成日時:2024年3月8日 15時

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